水処理遠隔監視システム「ウォーターアイ」の運用開始について

2007年6月22日

当社の100%子会社である、神鋼環境メンテナンス株式会社は、水処理設備遠隔監視システム「ウォーターアイ」を米国WaterEye社(米国カリフォルニア州)から導入し、本年7月より日本国内での運用を開始いたします。

「ウォーターアイ」は、現在広く普及しているインターネットを利用した水処理遠隔監視システムで、すでに、本社に設置した監視サーバーでは日本語化を終了、今後はWebベースでの監視サービスを水処理施設向けに提供していきます。

通常、監視装置は設備に付帯しており、離れた場所から監視するには、別途Webシステムを構築するか、リモートデスクトップのような管理ソフトを利用する必要があったが、システム開発費、操作性等で問題がありました。
この度導入した「ウォーターアイ」はインターネットを利用することで、現地には運転データを監視サーバーへ送信するためのパソコンを設置するだけで、運転監視等は全てインターネット上のパソコンからWebサイトにアクセスすることで可能となります。

〈システムの概要と特長〉

本システムでは、安価にしかも簡単にシステムの構築が可能となっています。まず、現地にはWindowsパソコンを設置、PLC、その他の市販入出力機器と接続します。パソコンのセットアップは、Windows対応の汎用通信ソフトおよび「ウォーターアイ」送信ソフトをインストール後、起動するだけで完了、データ送信が可能となります。必要な設定は全てWebから行うことができ、追加変更も簡単にできます。
サーバーでは受信データを収集保存する他、警報発生時にはメールにて登録された宛先へ通報します。
一方、利用者はパソコンからインターネット上のWebサイトにアクセスして運転状態の把握、警報確認、帳票処理等が可能となります。

本システムの特長は、下記の通りです。

(1) 運転監視は、パソコンのブラウザにてインターネット経由でどこからでも可能。
(2) 専用の監視装置は不要となるため、設置スペースと共に、初期費用、メンテナンス費用、および更新費用等が低減。
(3) 現地には、Windowsパソコンを設置、必要なソフトのインストールとインターネットへの接続のみで立上が完了、専門的な知識は不要。
(4) タグ情報、警報項目、データ収集等の各種設定はWEBから可能。システム構築が簡単。
(5) 帳票処理は、PDF、HTMLのフォーマットに加えEXCELにて出力が可能、ユーザ-にてデータの加工が簡単に行える。
(6) 現地パソコンは送信機能のみを持つため、セキュリティ面での安全性が確保されている。

以上

○お問合せ先
神鋼環境メンテナンス株式会社 営業推進室(電話:078-232-8192)

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