2013年4月15日
株式会社神鋼環境ソリューション
クリーンルーム対象機器向け 専用組立エリアを新設
株式会社神鋼環境ソリューション（本社：神戸市中央区、社長：重河和夫）は、4月8日に医薬品やファインケミカル用途に使用される「ろ過乾燥機」、「混合乾燥機」及び「グラスライニング機器」などの内、特に高いクリーン度が要求される機器を対象にした専用の組立エリアを当社工場である播磨製作所内に新設しました。
「ろ過乾燥機」、「混合乾燥機」などの製品は、医薬品分野、高機能材料分野向けなどで市場が拡大しており、当社は特に医薬中間体や電子材料製造用途への販売に注力しています。今回の専用組立エリア新設により、競合他社との差別化を図ることで、同商品の受注拡大・拡販を行ってまいります。
医薬品分野や電子材料向など付加価値の高い高機能性材料分野向けの機器は、これまで機器を構成する各部品は清浄度を保って製作してきましたが、これら部品を組み立てる際に付着する異物は、機器組み立て後に十分な洗浄を行うことにより除去してきました。しかしながらここ最近は、後に製品に混入することが問題視されるこれらの粉塵などの異物に対して、さらに高いレベルでの混入防止が要求されてきており、装置のクリーン度に関する要求が益々高まっています。
このようなニーズに応えるべく、当社では組み立て時に異物が付着、混入すること自体を防止するために、清潔な作業環境や機器の洗浄設備を備えたクリーンな組み立てエリアを新設することとしました。このような設備は、業界でも極めて珍しいものであります。
当社はこれまでも、機器のクリーン化への対応を進めてきており、グラスライニング機器用の低溶出グラスや、無摺動型スイングスター攪拌機などの商品を開発、上市してきました。この度の組立エリア新設により、機器の高機能化のみならず、製品の品質向上も推し進めることにより受注拡大を図ってまいります。
記
以上
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