2019年4月4日
株式会社神鋼環境ソリューション


下関市上下水道局山陰終末処理場 消化ガス発電事業の開始について


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:粕谷強)は、山口合同ガス株式会社(本社:山口県下関市、社長:三喜田修一)、ヤンマーエネルギーシステム株式会社(本社:大阪市北区、社長:中島史雄)と共同で、下関市と「上下水道局山陰終末処理場消化ガス発電事業」に関する事業契約を締結し、発電所建設を進めてまいりました。このたび試運転調整期間を経て、2019年4月1日から消化ガス発電を本格稼働し、4月3日(水)に発電開始式が開催されましたのでお知らせいたします。

 山口合同ガスを代表企業とする企業グループは、山陰終末処理場内に発電設備を建設し、処理場で発生する消化ガスを下関市から買い取り、「再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、FIT制度)」の適用を受けた民設民営の消化ガス発電事業を行います。本事業により下水汚泥の処理過程で発生する消化ガスの有効利用を促進し、地球温暖化防止に貢献します。また、地元企業が代表企業となることで事業収益の地元循環に貢献し、再生可能エネルギーの地産地消を行います。

 式典には、地元関係者及び工事関係者の他、下関市長 前田 晋太郎様、下関市上下水道局長 松崎 淳志様をはじめ、下関市議会議員様など、約40名の方にご出席いただきました。


【発電事業の概要】

@事業名       : 下関市上下水道局山陰終末処理場消化ガス発電事業

A事業方式     : 民設民営方式

B事業場所     : 山口県下関市大字垢田洞の上(山陰終末処理場内)

C施設概要      : 発電設備 一式

  発電容量 300kW(消化ガスエンジン25kW×12台)

D年間発電量(最大) :  約2,700,000kWh/年(一般家庭約800世帯相当)

※将来の増設見込み含む

E発電事業期間   :  2019年4月1日〜2039年3月31日


【用語説明】

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」

再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。


【事業スキーム】



【発電開始式で記念撮影を行う関係者】

(写真最前列右側から)※敬称略

下関市上下水道事業管理者 上下水道局長 松崎 淳志

下関市議会 副議長 吉田 真次

下関市議会 議長 林 透

下関市副市長(前上下水道事業管理者) 三木 潤一

下関市長 前田 晋太郎

山口合同ガス株式会社 相談役 林 泰四郎

   同  上     取締役会長 河野 孝正

   同  上     代表取締役社長 三喜田 修一

株式会社神鋼環境ソリューション 代表取締役社長 粕谷 強

ヤンマーエネルギーシステム株式会社 代表取締役社長 中島 史雄



以上

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○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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