2019年5月21日
株式会社神鋼環境ソリューション


ユーグレナグラシリスEOD-1に含まれるパラミロンの摂取量に応じて
糖代謝や脂質代謝が改善される可能性が示唆されました


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:粕谷強)は、近年その機能性が注目されるユーグレナグラシリスEOD-1(*1)に含まれるパラミロン(*2)が糖代謝及び脂質代謝に与える影響について 大妻女子大学 家政学部 青江誠一郎教授との共同研究を行いました。
 *本研究成果は、2019年5月17日〜19日に開催された第73回日本栄養・食糧学会大会で発表されました。

■本研究概要
 本研究ではユーグレナグラシリスEOD-1に含まれるパラミロンが糖代謝及び脂質代謝に与える影響について検証しました。
 マウスを3つのグループに分け、「高脂肪食」、「高脂肪食+パラミロン低用量」または「高脂肪食+パラミロン高用量」を与えて飼育し、経口糖負荷試験や血中コレステロール、肝臓の遺伝子を調べました。
 その結果パラミロンの摂取量に応じて血糖値の上昇が抑制され、血中LDL-コレステロールも低下しました。さらに肝臓の遺伝子を調べたところパラミロン摂取によりPPARα(*3)の発現上昇による脂肪酸分解の促進が認められました。
 以上の結果より、ユーグレナEOD-1株由来パラミロンの摂取量に応じて糖代謝および脂質代謝が改善される作用が認められました。


(*1)ユーグレナグラシリスEOD-1とは

当社が発見した新規株のユーグレナで、特許登録済。パラミロンをとりわけ豊富に含んでいることが特長です。

(*2)パラミロンとは

ユーグレナが体内に貯蔵する独自の成分。3本の直鎖状のβ-1,3グルカンがねじれあう螺旋構造をしており、その特殊な形状から様々な機能性が期待されています。

(*3)PPARαとは

α型ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体のこと。肝臓などに発現しており、脂肪酸の燃焼(β酸化)に関わっています。近年、体脂肪を減らす食品の開発で注目されています。


以上

○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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