下水処理施設の先にある、
住みよい街づくりを目指す。
技術系
R.W.
水環境技術本部 監理部 / 施工管理
工学部 環境工学科専攻
2017年入社
私は、下水処理施設などで行う機械工事の施工管理を担当しています。下水処理施設は、川や海の水質保全の役割を果たすイメージが強いかもしれませんが、街の衛生環境を守るためになくてはならない施設でもあります。もし、下水処理施設がなければ、疫病が流行り、街そのものが不衛生になってしまいます。施設をつくることだけを目的にするのではなく、その先にある住みよい街づくりの実現を意識して、日々、業務に取り組んでいます。
私が担当する施工管理という職種の重要な業務として、客先の求める品質の確保はもちろん、安全かつ確実に工事を進められるよう管理することがあります。工事には多くの人が関わるため、効率よく円滑に進めるための工程の計画や、スケジュールの策定が求められます。日頃から、「どのように作業をすればより速く、正確に、良いものがつくれるのか」ということを意識して検討しています。
施工管理の仕事は、設計者が図面で描いたものを現実化する仕事でもあります。しかし、実際に施工してみると建屋が老朽化していたり、図面に描かれていない物があったりと、想定外の問題が起こります。ひとつ問題が起きてしまうと今まで立ててきた計画を変更しなければならないため、頭を抱えて悩むことも多いですが、もう一度入念に解決策を考えて実行し、問題を解決できたときはやはり嬉しいです。そういった苦難を乗り越えて工事が終わった時は苦労したぶん、なんとも言えない達成感を感じます。入社4年目からは担当工事の責任者として一人立ちし、今まで積み上げてきた経験を活かしながら仕事をしています。将来の目標は、「この人に任せれば大丈夫」と言われる人材になること。施工管理は多くの知識や経験が必要な職業であるため、常に勉強の毎日ですが、自分の目標に向かって邁進しています。
自分が何をしたいのか、どうなりたいのかを考えることが大事だと思います。私は学生時代に水処理の勉強をしており、水処理に携わる仕事がしたいと思い、神鋼環境ソリューションを選びました。入社1、2年目は先輩社員の指導のもと、施工管理の経験を積んでいきました。そして3年目は、先輩社員とともに工事を進めながら、工事責任者として一人立ちできることを目指していました。何が自分を突き動かすかは分かりません。みなさんもぜひ、学生の間にいろいろなことを学び、経験し、自分の興味のあることや、なりたい姿を探してみてください。
休日は、ご当地グルメ巡りを堪能しています。印象に残っているのは高知県で食べた「カツオのたたき」で、藁の香りがとても良くておいしかったです。食べてばかりでは健康に良くないので、学生時代から続けている空手で体を動かすことも心がけています。おいしいものを食べていい汗をかくことは、仕事のモチベーションアップにもつながります。
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