冷却塔設計者としての成長を通じ、
地域貢献を果たす。
技術系
T.K.
営業本部 冷却塔部 / 設計
工学部 機械知能システム工学科専攻
2016年入社
私は入社以来、冷却塔という工業用設備の設計を担当しています。冷却塔とは、蒸発潜熱を用いて水を冷やす熱交換器の一種で、工場や空調用機器に使用されている冷却水を再利用するための設備です。当社は、冷却塔のトップメーカーとして、鉄鋼、石油、食品をはじめとするさまざまなメーカーの工場や、テーマパークなどにある地域冷暖房施設に納めています。私は、設計の中でも特に実施設計と呼ばれる業務を担当しており、現地工事やコストを考慮した詳細な設計に基づいた、さまざまな用途の図面作成やお客様との打ち合わせ実施などが主な業務です。仮に冷却塔が正常に機能しない場合、食品や鉄が工場で生産出来ず、暮らしや産業に大きな打撃を与えてしまいます。冷却塔が表舞台に出ることはあまりありませんが、実はみなさんにとってなくてはならない、陰ながら世の中を支えている名脇役なのです。
私は仕事をする上で「わからないことは早急に上司・先輩に相談する」ということを常に心がけています。そう意識するようになったのは、入社2年目にはじめて大きな案件を任されたとことがきっかけです。つい一人で抱えこんでしまい、誰にも相談せずに仕事を進め、それが原因で部署に大変な迷惑をかけてしまいました。案件対応は、一人だけで出来るものではないと、身をもって痛感した苦い経験です。それ以来、不安を感じた時は一人で判断しないことを肝に銘じながら仕事を進め、その後担当した2案件を続けて無事納品することが出来ました。部署に迷惑をかけてしまった経験があっただけに、納めたときは非常に嬉しかったのを覚えています。しかし、これらの案件も一人でやり切ったわけではありません。いつでも相談に乗ってくれた上司、工事監督、工事業者、機材メーカー、すべての方の協力があったからこそ成功した案件です。これからも、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、仕事に打ち込んでいきたいと考えています。
就職活動をするうえで一番大切なことは、その会社のコンセプトを理解することだと私は考えています。単にものを売っている、と考えるのではなく、それぞれの業種・職種ならではの提案、製品の用途、技術力が社会にどのような良い影響を与えているか、ということまで広く考えてみると、就職活動の幅も広がり、楽しくなると思います。私自身、就職活動をはじめた頃は、メーカーの技術職とは別の業種を志望していました。しかし、最終的に「環境改善による地域貢献」というコンセプトに惚れ込み当社を選びました。さまざまな会社に足を運び、その会社が持っているコンセプトを深く理解する。そうすると、おのずと自分のやりたいことが見えてくると思います。
休みがあれば必ずといっていいほど出かけています。服が大好きで、おしゃれをしてカフェ巡りや、買い物を楽しんでいます。旅行も大好きです。大学時代にアルバイト先の友人と宿泊した京都の町屋が、とても雰囲気がよく、機会があれば久々に行ってみたいなと考えています。
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