廃蛍光灯リサイクル処理、 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞!


 当社のポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物処理システムが、中国電力株式会社殿の自社処理設備
に採用されました。


 同技術は、SPプロセスという脱塩素化分解反応※1によりPCBを分解無害化するものであり、カナ
ダでは14,000キロリットル以上のPCB汚染油を処理した実績を持つ技術です。国内においては、
環境庁(現 環境省)、通産省(現 経済産業省)、厚生省(現 厚生労働省)の各検討委員会の評価
を受け、平成14年には岡山県にある神戸製鋼グループ企業のPCB自家処理設備としても採用され
同社が保有するPCB油の処理を終了しました。


 中国電力鞄aは、柱上変圧器用として使われていた再生絶縁油の中でPCBが微量に混入してい
る可能性があるもの、および高濃度のPCBを含む絶縁油を保管しており、同技術を用いた「絶縁油リ
サイクルセンター」において、自社保管分のみを処理する計画です。同施設は、平成17年4月に広島
市より施設の設置許可を取得し、同年6月に着工、処理開始は平成18年下期の予定です。


施設名称 :絶縁油リサイクルセンター
設置場所 :広島県広島市南区宇品東4丁目
:中国電力南広島変電所内
処理能力 :廃ポリ塩化ビフェニル等 25.2キロリットル (24時間)
契約内容 :処理施設建設工事の設計・施工

当社は、日本環境安全事業梶i旧 環境事業団)が推進するPCB広域処理事業の豊田事業にお
いて、潟NボタとのJVで既に受注しており、同事業の前処理設備(PCBが付着した容器等の洗浄お
よび真空加熱処理設備)の設計・施工を担当しています。また、同北海道事業においては、新日本製
鐵梶A鞄本製鋼とのJVで容器除染設備およびPCB分解処理設備の設計業務を受注しております。

※1 脱塩素化分解反応 :廃棄物処理法に認められている化学処理法の一つで、PCB中
 塩素を反応薬剤(アルカリ)である金属ナトリウム分散体※2と反応
 させ、PCB中の塩素を分離することでPCBを分解する処理法
※2 金属ナトリウム分散体 :金属ナトリウムを1mmの100分の1以下(10マイクロメートル以下)という超微
 粒子状にして油中に分散させたもので、ナトリウムの表面が油で覆わ
 れているため空気や水との反応が穏やかなことが特徴。PCBから
 塩素を剥ぎ取り無害なビフェニルに変える反応薬剤として使用され
 る。

以上

PCBに関する詳細は
こちら→ 
http://www.kobelco-eco.co.jp/disposal/pcb/index.html



○お問い合わせ先

   株式会社神鋼環境ソリューション
      -環境事業推進部 営業室-

(東京) TEL 03-5739-6513
(大阪) TEL 06-6206-6115
(神戸) TEL 078-232-8186

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