ベトナム事務所開設に関するお知らせ

2009年2月2日

当社はこのたび、ベトナム(ホーチミン市)に事務所を開設することを決定いたしましたので、お知らせいたします。

1.背景と目的

当社は、上下水道等公共用水処理、産業用水処理、廃棄物処理、化学・食品機械関連分野をコア事業とし、国内市場を中心に活動してまいりました。
今後の当社の飛躍のためには、国内でのアフターサービスビジネスの強化に加え、海外市場の開拓が必須と判断し、各事業分野の特色を踏まえて戦略の立案を行っております。
産業用水処理分野においては、東南アジアでの案件に参入することを第一歩とすべく、市場調査を進めてまいりました。
今回着目したベトナムは、大きな人口を抱え、また、優秀な人的資源・豊富な地下資源を有するなど、潜在能力を秘めた国であることから、各種日本企業が進出し、今後も更に増加すると期待されています。
当国では、元々日本より厳しい水質規制値が設定されており、日本をはじめとする各国企業の進出、地元企業の発展に伴い、新設工場の建設においては厳しい水質基準の厳守が求められております。
このように、市場規模が大きく、更なる発展が期待されること、当社の高度水処理技術が評価される素地があることから、当社の産業用水処理の海外展開の最初の拠点として、この度、ベトナム事務所を開設することを決定いたしました。
同事務所においては、産業用水処理分野での営業情報収集の活動に加え、包括的な情報収集活動も期待しております。

<ベトナム事務所 開設の目的>

(1)産業用水処理案件の営業情報収集および現地パートナーとのアライアンスの構築
(2)当社各事業に関わるベトナム市場・東南アジア市場の営業情報収集
(3)当社各事業に関わる海外調達に関する情報収集


2.スケジュール

2009年1月13日    事務所開設ライセンス 取得
2009年2月1日     仮事務所にて活動開始
2009年4月初旬(予定) 正式事務所 開設


3.当社の海外展開

2008年12月に、当社が世界最大の実績を有する流動床式ガス化溶融炉を中心に、欧州における市場性の探索と戦略パートナーの発掘を目的として、フランス(リヨン)で開催された国際環境総合展「Pollutec 2008」に出展、また、本年1月には「有限責任事業組合 海外水循環システム協議会」に参画するなど、事業分野ごとに海外展開の可能性を追求しております。
今回の産業用水処理分野の活動を中心とする「ベトナム事務所開設」は、こうした全社的な取り組みの一環であり、大きな第一歩であると考えています。今後とも、各事業分野にとって最も適切な海外展開の道を探り、それらを融合した活動に繋げていく所存です。


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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