2010年1月5日
株式会社神鋼環境ソリューション

青木社長 年頭メッセージ


本日、開催されました当社年頭記念式典における社員宛の社長メッセージをお届けします。


<青木社長 年頭の辞(要旨)>

 新年あけましておめでとうございます。年の初めにあたり、ひとことご挨拶申し上げます。


 まず最初に「安全」について申し上げます。企業活動の基本となるのは安全であり、安全なくして企業活動はありえません。今年度も昨年12月15日より本年1月15日までの1ヵ月間、中央労働災害防止協会により「平成21年度年末年始無災害運動」が展開されます。これを契機として当社では、昨年12月15日より年度末までの期間を特定し、「無災害107運動」に取り組んでいます。是非とも全社員が今一度、緊張感を持って足もとを見つめ直し、無事故・無災害を目指して下さい。


 また、企業の存続・持続的発展のための大前提は、経営陣を始め当社グループに就業する全員が、常に企業倫理・コンプライアンスを意識した活動を推進することであります。企業として制度面の整備・強化のみでなく、個々人の意識を高める活動も行って参ります。会社で働く皆さん、ひとりひとりの自覚が求められていることを忘れないでください。


 さて昨年は、我が国の政治史において実質的に初めての政権交代が行われました。予想されていた通り、戦後日本の政治・経済が立脚してきた土台が大きく変化しつつあります。以来方向観の定まらない状態が続いており、この状況は今しばらく続くものと思っております。


 加えて、12月にコペンハーゲンで開催されたCOP15の会議では、世界100カ国以上の首脳が一堂に会し、京都議定書の後の枠組みを合意すべく議論を重ねましたが、新興国と先進国の考え方の相違は大きく、その溝は容易に埋まらないことが浮き彫りにされました。地球環境を良くするための会議が外交・経済・政治交渉の修羅場と化したことは、皆さんご承知の通りであります。


 このような国内外の不安定な情勢を背景にして新しい一年がスタートした訳ですが、不透明感漂う中で唯一確かなことは、私たちは今大変革期の真っただ中にいるという事実であります。CO2削減、少子高齢化、アジア新興国の急速な経済成長等は、世界の市場や需要構造を大きく変貌させます。従来の延長線上で考えていては、決して解は見い出せません。


 翻って当社の事業について言えば、昨年は当社グループのそれぞれの部門が自分達の役割をそれなりに果たしてくれたと評価しています。グループ全体で懸命の努力をした結果、連結ベースで予算の10億円の経常利益確保の目処がつきつつあります。とは言え、この利益水準は決して満足できるレベルのものではなく、この収益力をもう一段上げることがグループ挙げての課題であることは言うまでもありません。今年は中期経営計画を策定します。既に昨年来、検討すべき項目については議論を重ね、中期経営計画の基本方針として、@国内市場での事業基盤の強化、A海外市場への進出・拡販、B当社の知見と先端技術等の融合による新規メニュー・事業の創出、以上の3点に定めました。今後は各部門において、対応策の優先順位付け、行動計画へのブレイクダウンを行い、実行に移すことが今年の重要課題となります。


 全社員の知恵と汗を結集して、将来の飛躍を目指して勇気を持って、情熱を持って一歩踏み出しましょう。そして夢のある、社会的評価の高い会社を作っていきたいと思います。


 結びに、本年の皆様のご家族のご健勝、そして職場・現場での安全を祈念致しまして、私の年頭の挨拶と致します。


以 上


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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