2010年11月09日
株式会社神鋼環境ソリューション
CB&I Lummus社(オランダ)との協業について
当社(本社:神戸市中央区、社長:青木克規)は、オランダのCB&I Lummus社(本社:オランダ ハーグ市、以下CB&I)とWaste to Energy(廃棄物発電、以下WTE)案件向け「流動床式ガス化溶融システム(廃棄物処理システム)」のマーケティングに関する業務提携の覚書を2009年12月に締結しました。両者で欧州27カ国を対象とした、WTE案件の初期的なマーケティング活動と、当社のガス化溶融ノウハウ・CB&Iの熱回収ノウハウ(高効率発電)を融合した技術開発の検討を行ってきた結果、南欧・東欧等を中心に充分受注チャンスがあることを確認しました。今後は、2010年11月にフランスで開催される国際環境総合展PollutecへのCB&Iとの共同出展も含め、本格的な受注活動に取り組んでまいります。
当社はガス化溶融技術を欧州市場に展開するため、2008年12月にフランスで開催された国際環境総合展 「Pollutec(ポリュテック)2008」へ出展し、エンジニアリング及びプラント施工能力のある戦略パートナーの発掘活動を行ってきました。
一方、CB&I は、新規事業として環境分野、特に熱回収ノウハウ(高効率発電)を活かしてWTE分野への参入を目指しており、当社とのパートナーシップに関心を示していました。
この様な状況の下、以下の理由により本覚書を締結しました。
当社は本年4月に策定した「2015年度中期ビジョン」において、海外展開の強化を基本方針の一つとして位置付けております。
欧州では、ガス化溶融システムに関する戦略パートナーの発掘活動を行い、CB&Iとの業務提携の覚書を締結し、共同でマーケティングを行っております。
また、ベトナムでは2件目となるポミナ鉄鋼向けの排水処理設備を受注し、インドでは今年1月に提携したジンダルウォーターインフラストラクチャー社と合弁会社設立に向け協議を進めております。
この様に、2015年度中期ビジョンで策定した戦略が一つ一つ実を結んできております。
今後も、日本、ドイツ、ベトナム、インドの4拠点を軸に、マーケティング、受注活動を推進し海外展開を強化していきます。
以 上
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株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018