2011年04月13日
株式会社神鋼環境ソリューション
東京都「西秋川衛生組合ごみ処理施設整備・運営事業(DBO方式)」を受注
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:兵庫県神戸市、社長:青木克規)は、2011 年3 月17 日に神鋼環境メンテナンス株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:神田泰男)、安藤建設株式会社(本社:東京都港区、社長:野村俊明)および株式会社高橋上田設計事務所(本社:大阪府大阪市、社長:上田文人)と共同で、西秋川衛生組合(東京都あきる野市、日の出町、檜原村)より「西秋川衛生組合ごみ処理施設整備・運営事業」(以下「本事業」)を受注しました。
本事業は、20年間の運営期間を含むDBO 方式であり、安全・安定性、経済性に加え、特に重要課題である最終処分場の再生と熱回収効率の向上に優れた処理方式として、当社の「流動床式ガス化溶融炉」が選定されました。当社は2000 年に同機種として国内初の商用プラント(青森県中部上北清掃センター)を建設以来、国内外にて実績を重ね、同機種のトップメーカーとして、本事業を含め、国内では12 件(関東圏では4 件)、海外では2 件の受注実績を保有しています。
記
事業の概要 |
1.事 業 名 西秋川衛生組合ごみ処理施設整備・運営事業 |
2.発 注 者 西秋川衛生組合 |
3.事業実施場所 東京都あきる野市高尾521 番地外 |
4.事 業 内 容 熱回収施設(流動床式ガス化溶融炉)、不燃粗大ごみ処理設備、リサイクルセンター等の設計、建設、
運営・維持管理および既存施設の解体・更新 |
5.事 業 方 式 DBO 方式(Design:設計 Build:建設 Operate:運営) |
6.事 業 期 間 <設計・建設期間> |
2011 年4 月から2016 年3 月までの5 年間
・熱回収施設、不燃粗大ごみ処理設備:2014 年3 月竣工
・リサイクルセンター:2016 年3 月竣工
<運営・維持管理期間>
2014 年4 月から2034 年3 月までの20 年間
・熱回収施設、不燃粗大ごみ処理設備:2014 年4 月開始
・リサイクルセンター:2016 年4 月開始
7.契 約 金 額 168 億円(消費税含まず) |
8.受 注 者 |
(1)設計・建設工事 |
神鋼・安藤・高橋上田設計建設共同企業体 |
(当社、安藤建設株式会社、株式会社高橋上田設計事務所の3者によるJV) |
(2)運営・維持管理業務 |
株式会社たかお環境サービス |
(当社、神鋼環境メンテナンス株式会社、安藤建設株式会社、株式会社高橋上田設計事務所の4者共同出資により設立した
特別目的会社) |
施設の概要 |
1.熱回収施設 |
(1)処理能力 |
: |
117 トン/日(58.5 トン/24h×2 系列) |
(2)処理方式 |
: |
流動床式ガス化溶融炉 |
2.不燃粗大ごみ処理設備 |
(1)処理能力 |
: |
27 トン/日(5h) |
3.リサイクルセンター |
(1)処理能力 |
: |
選別、圧縮梱包11.2 トン/日、保管17.1 トン/日 |
(2)処理対象物 |
: |
<選別、圧縮梱包> |
缶類、びん類、ペットボトル |
<保管> |
新聞紙、段ボール、布類、白色トレイ、雑誌等、紙パック、有害ごみ |
4.本事業における流動床式ガス化溶融炉の特長 |
(1)炉の特性や実績経験を活かし、通常の一般廃棄物に加え、最終処分場の掘り起こしごみを安定処理。 |
・「流動床炉」は発熱量の低い下水汚泥や、発熱量の高い石炭焚きボイラ等の燃焼炉として使用されており、他のどの方式よりも
広範囲の発熱量の廃棄物の処理に適している。 |
・処理対象の最終処分場の掘り起こしごみは、ビニール・プラスチック等の不燃ごみの破砕残渣および既設ストーカ焼却炉の灰で
構成されているが、当社は他自治体へ納入した流動床式ガス化溶融炉によって、これらと同様の廃棄物を安定処理している。 |
(2)炉の分級機能を活かし、最終処分場の「ごみ」を「資源」として回収。 |
・可燃物は熱回収(発電)、灰や土砂は溶融(スラグ化)、鉄・アルミ等の金属類は分級回収(リサイクル)。 |
(3)同規模のガス化溶融炉では国内最高水準の発電効率。 |
(4)プラント排水を再利用するシステムを採用し、上水の使用量を低減。 |
以 上
発表資料はこちら
PDFファイル[123KB]
○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018