2011年10月3日
株式会社神鋼環境ソリューション

第57回創立記念日を迎えて

お陰様で、当社はこのたび2011年10月1日に「第57回創立記念日」を迎えました。

当社を育てていただいております、株主の皆様、顧客の皆様、地域の皆様、その他すべてのステークホルダーの皆様に厚く御礼申し上げます。社員一同、心を新たに頑張って参る所存です。

本日開催されました創立記念式典における社員宛の社長メッセージをお届けいたします。


1.創立記念式典概要

日時 : 2011年10月3日(月) 10:00〜10:30

場所 : 当社本社


2.社長メッセージ


 社員の皆さん、おはようございます。


 まず最初に、本年3月11日の東日本大震災により被災された皆様に、あらためてお見舞いを申し上げます。早期の復旧・復興を、切に期待する次第であります。


 さて10月1日に、当社は、神鋼環境ソリューション設立8周年、創業からは57回目の創立記念日を迎えました。神鋼フアウドラー35年、神鋼パンテツク14年、そして神鋼環境ソリューション8年、幾多の困難を乗り越えて会社の発展を支えてこられた諸先輩のご努力とご労苦に対し敬意を表します。


 本年になって自然災害が多発しています。特に東日本大震災では、大自然の前で人間は無力な存在であることを痛感させられました。千年に一度という大地震は大津波を伴い、多くの人の命を奪い生活基盤を破壊し尽くしました。フクシマの原子力発電所の事故は、原発の安全神話を打ち砕き人を放射能の恐怖にさらしています。その結果、原発依存度を下げ、再生可能エネルギーの活用を加速する必要性が叫ばれています。


 一方、この大災害から早期に復旧・復興するための多額の財源を確保することは喫緊の課題ですが、このことが我が国の財政状態を増々悪化させることは確実です。にもかかわらず、為替市場は1ドル75円という歴史的な円高で推移しており、日本経済の行方を増々不透明なものにしています。世界情勢もまたただならぬ様相を呈しています。米国の景気の鈍化、中国経済のインフレの恐れ、欧州の金融不安、中東の政情不安等、一つ歯車が狂えば、世界的な恐慌にもなりかねない気配であります。


 このような中で、当社は創立記念の日を迎えています。振り返ってみれば、琺瑯事業を皮切りに、グラスライニング事業への展開、水処理・冷却塔ビジネスへの進出、神鋼パンテツクと神鋼の環境部門の統合後には、水処理を拡充し、廃棄物処理ビジネスを事業領域に加え、PCB処理など新しい事業の展開も図りながら、時代の変化を捉え、今日まで成長、発展してきました。これまでも阪神淡路大震災や近くはリーマンショックなど、天災、人災を問わず、想定外の環境の変化はありましたが、これ等の困難を乗り越えることが出来たのは、やはり、人の努力と知恵と工夫、全社員が力を結集した総合力だと思うのであります。


 当社は昨2010年度に、神鋼環境ソリューション設立以来最高益を達成しました。また、今年度につきましても昨年度以上の経常利益を上げることができる見通しであります。海外展開や新規事業等、着実に将来に向けた布石を打つ一方で、史上最高益という確かな成果を得ていることは、ここ数年のグループ全社員の努力の賜物であります。ここに皆さんに感謝すると同時に、我々の進む道筋が間違っていないということを再確認したいと思います。そして私は、今後もこの業績を持続するようしっかりと経営の舵取りを担っていく所存であります。


 これまで同様、企業経営のあらゆる分野にわたる“リスク管理”と労働災害を含む“安全”に最大限の注意を払いつつ、グループ社員1866人の力を結集し、「常に高い企業価値を求め、社員が働く喜びと誇りを持てる会社」創りを目指して、皆さんの先頭に立って一層邁進していくことを、ここにお約束いたします。


 結びにあたり、当社グループの全社員とご家族の皆さまのご安全とご健康を祈念し、私の挨拶といたします。


以上
株式会社神鋼環境ソリューション
取締役社長 青木 克規

○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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