2013年3月13日
株式会社神鋼環境ソリューション
VTT Technical Research Center(フィンランド)との協業について
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:兵庫県神戸市、社長:重河和夫)は、フィンランドのVTT Technical Research Center(本拠地:フィンランド エスポー市、以下、VTT)と両者の技術知見を情報交換し、共同研究開発実施により当社ビジネス関連の新技術獲得・市場拡大を目的とした協業に関する覚書を2012年12月に締結しました。これまで当社デュッセルドルフ事務所とVTTで、下水汚泥からのリン回収技術の低コスト化、排水中の微量物質除去等に関する情報交換を行い、新技術開発の可能性を両者で検討してきました。今後は、更なる技術開発テーマアップ、研究開発メリットの精査を行い、共同研究開発実施により新技術獲得に取り組んでまいります。
1.覚書の骨子
(1)協業の進め方
@当社の技術開発ニーズに基づき、両者の技術知見を情報交換する。
A両社は交換された技術情報に基づき、共同研究の実施検討等、協業を推進する。
B両者は、共同研究に向けた本協業に関してセミナーや展示会等で公表できる。
(2)契約期間
2012年12月〜2017年11月の5年間。両者が合意すれば延長可能。
2.背景
当社は、欧州の情報収集・発信拠点として2010年1月にデュッセルドルフ事務所を設立し、ガス化溶融技術の欧州市場展開のマーケティング活動支援と共に、欧州の環境関連の新技術情報、技術トレンドの情報収集活動を行ってきました。
一方、VTTは、北欧最大の研究機関として、当社の新技術開発要望と合致させることのできる広範囲な技術知見を有し、当社との協業に関心を示していました。
この様な状況の下、以下の理由により本覚書を締結しました。
@VTTは、応用物質、バイオ&化学プロセス、エネルギー、電子工学、情報通信技術等、広範囲な技術知見を有しており、
当社のニーズである環境関連の技術と融合させた新技術開発、当社の開発の効率化および開発期間の短縮化が期待でき
る。
A北欧最大かつ海外にも幅広いネットワークを有するVTTとの共同研究により、グローバルな技術ニーズを把握した研究開
発を行い、その成果を活用した海外ビジネス展開を推進する。また、国内案件にもフィードバックできる。
B共同開発した技術成果を広く、カンファレンス・展示会等で発表し、欧州での当社知名度を高め、ビジネス機会を拡大す
る。
参考資料
1.VTT Technical Research Center概要
以 上
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PDFファイル[86KB]
○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018