2015年10月15日
株式会社神鋼環境ソリューション
下関市山陰終末処理場消化ガス発電事業の基本協定締結について
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:粕谷強)は、山口合同ガス株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同で、下関市と「下関市上下水道局山陰終末処理場消化ガス発電事業」に関する基本協定を2015年10月9日に締結しましたのでお知らせいたします。
山口合同ガスを代表企業とする企業グループは、山陰終末処理場内に発電設備を建設し、処理場で発生する消化ガスを買い取り、「再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、FIT制度)」の適用を受けた消化ガス発電事業を行います。下水汚泥の処理過程で発生する消化ガスの有効利用を促進し、地球温暖化防止に貢献します。また、地元企業が代表企業となる事で事業収益の地元循環に貢献し、再生可能エネルギーの地産地消を行います。
本事業は民間の資金とノウハウを活用した民設民営方式であり、当社は発電設備の設計・建設、維持管理を担当します。総合水処理企業として当社が保有する汚泥処理技術や長年培ってきたノウハウを活用し、山口合同ガス株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と連携して、安心・安全・安定した事業運営を行います。
今後、FIT制度による設備認定を取得し、電力会社との接続契約を行った後、2016年3月末までに、下関市と事業契約を締結する予定です。
【発電事業の概要】
@事業名 : 下関市上下水道局山陰終末処理場消化ガス発電事業
A事業方式 : 民設民営方式
B事業場所 : 下関市大字垢田字洞の上(山陰終末処理場内)
C施設概要 : 発電設備 一式
発電容量 325kW(消化ガスエンジン25kW×13台)
D年間発電量(最大) : 2,700,000kWh/年(一般家庭約800世帯相当)
E発電事業期間 : 2018年4月1日〜2038年3月31日(20年間)
※発電事業開始日は計画段階のもので変更になる場合あり
【用語説明】
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」
再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。
【事業スキーム】
【発電設備イメージ図】
【基本協定調印式の様子】
(写真右側より)
・下関市上下水道事業管理者 三木 潤一
・下関市長 中尾 友昭
・山口合同ガス株式会社 代表取締役社長 河野 孝正
・株式会社神鋼環境ソリューション 取締役常務執行役員 吉ケ江 武男
・ヤンマーエネルギーシステム株式会社 広島支店長 石井 満
以上
発表資料はこちら
PDFファイル[419KB]
○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018