2016年2月29日
株式会社神鋼環境ソリューション
上伊那広域連合から「新ごみ中間処理施設整備運営事業」を受注
〜流動床式ガス化溶融炉の設計・建設、運営・維持管理業務を連続受注〜
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:粕谷強)は、長野県の上伊那広域連合(伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村、宮田村)より、「新ごみ中間処理施設整備運営事業」を受注し、2月26日(金)に契約締結しましたのでお知らせいたします。
本建設及び運営事業は、上記2市3町3村から排出されるごみを処理するもので、本施設の設計・施工を当社と株式会社ヤマウラ(長野県駒ケ根市)が実施し、15年間にわたる運営・維持管理業務を当社とグループ会社である神鋼環境メンテナンス株式会社(本社:神戸市、社長:竹内徹)で構成した特別目的会社にて行う事業です。
当社は国内外にて実績を重ね、流動床式ガス化溶融炉のトップメーカーとして、現在国内では本案件を含め17件、海外で2件の受注実績を保有しております。今後も、これまで培ってきた技術を駆使し、循環型社会の形成や環境保全に貢献してまいります。
1.「新ごみ中間処理施設整備運営事業」の概要
@事業内容新ごみ中間処理施設(流動床式ガス化溶融炉)の設計・建設、運営・維持管理業務
A工期・履行期間
(1)整備工事(設計・建設) :2016年2月から2019年3月まで
(2)運営業務 :2019年3月から2034年3月まで
B契約金額 147.2億円(消費税含まず)
C契約者
(1)代表企業
株式会社神鋼環境ソリューション
(2)企業グループ
株式会社神鋼環境ソリューション、神鋼環境メンテナンス株式会社、株式会社ヤマウラ、池田建設株式会社、
窪田建設株式会社、下平建設株式会社、清野建設株式会社、田島建設株式会社、株式会社宮坂組
(3)建設事業者(設計・建設)
神鋼・ヤマウラ特定建設工事共同企業体
(4)運営事業者
株式会社上伊那環境サービス
D施設の能力
熱回収施設 :118トン/日(59トン/24h×2系列)
E本事業の特徴
(1)国内最高水準の高効率ごみ発電に省エネルギー対策を組み合わせて、余剰電力を最大化
(2)回収される溶融スラグ、鉄、アルミ等は全量有効利用を実施
F設備完成イメージ
2.流動床式ガス化溶融炉の特徴
@経済性に優れたシステム
・ごみの持つエネルギーを活用する自己熱溶融により、外部燃料使用量を最小化
Aエネルギー回収に優れたシステム
・国内最高水準の高効率ごみ発電により、サーマルリサイクルを推進
B資源回収性に優れたシステム
・JIS規格を満足する溶融スラグを回収すると共に、高品質の鉄、アルミを回収
C安全性に優れたシステム
・炉内にごみやスラグの滞留が無いため、非常時も安全かつ速やかに停止及び再稼働が可能
3.新ごみ中間処理施設のシステムフロー
詳細は当社ホームページを御参照下さい。
以上
発表資料はこちら
PDFファイル[302KB]
○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018