2018年6月22日
株式会社神鋼環境ソリューション

900世帯分の電力を供給します
〜玉津処理場において消化ガス発電事業開始〜


   株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:粕谷強)は、大阪ガス株式会社の100%子会社である株式会社OGCTS(本社:大阪市中央区、代表取締役:鈴木宏育 以下OGCTS)とグループを構成して、神戸市と「玉津処理場消化ガス発電事業」に関する基本協定を2017年6月19日に締結し、玉津処理場内において発電所建設を進めてまいりました。このたび試運転調整期間を経て、2018年5月1日より消化ガス発電を本格稼働いたしましたのでお知らせいたします。

   当社グループは、下水処理の過程で発生する消化ガスを高度精製した「こうべバイオガス」を買い取り、「再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、FIT制度)」の適用を受けた民設民営の消化ガス発電事業を行います。本事業により下水汚泥の処理過程で発生する消化ガスの有効利用を促進し、地球温暖化防止に貢献します。

   当社は、再生可能エネルギーの地産地消に貢献し、神戸市の下水道事業の発展に寄与できたと考えます。今後も、神戸市と共に培った「こうべバイオガス」技術を全国へ展開できるよう、取り組んでいきます。


【発電事業の概要】

@事業名 : 神戸市玉津処理場消化ガス発電事業

A事業方式: 民設民営方式

B事業場所: 神戸市西区森友1丁目26(玉津処理場内)

C施設概要: 発電設備 一式

発電容量 450kW(消化ガスエンジン25kW×18台)

D年間発電量: 3,100,000kWh/年(一般家庭約900世帯相当)

E発電事業期間: 2018年5月1日〜2038年4月30日(20年間)


【用語説明】

 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」

再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する 制度です。電力会社が買い取る費用を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今は まだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備 の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。


  

玉津処理場(西区森友)                 発 電 設 備


【事業スキーム】


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[350KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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