2019年3月28日
株式会社神鋼環境ソリューション


ユーグレナグラシリスEOD-1に含まれるパラミロンが
免疫機能向上につながる可能性が示唆されました


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:粕谷強)は、近年その機能性が注目されるユーグレナグラシリスEOD-1(*1)に含まれるパラミロン(*2)が免疫機能に与える影響について 東京薬科大学 免疫学教室 大野尚仁教授、石橋健一講師との共同研究を行いました。
 *本研究成果は、2019年3月21日〜23日に開催された日本薬学会第139年会、および2019年3月24日〜27日に開催された日本農芸化学会2019年度大会で発表されました。

■本研究概要
 本研究ではユーグレナグラシリスEOD-1に含まれるパラミロンの自然免疫(*3)に及ぼす影響について検証したところ、パラミロンが自然免疫受容体の一つのDectin-1(*4)と結合することが確認されました。
 このことから、ユーグレナグラシリスEOD-1に含まれるパラミロンは自然免疫系を活性化し生体防御に寄与する可能性があることが示唆されました。


(*1)ユーグレナグラシリスEOD-1とは

当社が発見した新規株のユーグレナで、特許登録済。パラミロンをとりわけ豊富に含んでいることが特長です。

(*2)パラミロンとは

ユーグレナが体内に貯蔵する独自の成分。3本の直鎖状のβ-1,3グルカンがねじれあう螺旋構造をしており、その特殊な形状から様々な機能性が期待されています。

(*3)自然免疫とは

ある種の病原体等に対して生体にもともと備わっている抵抗性のこと。感染等を未然に防ぐ重要な役割を担っています。

(*4)Dectin-1とは

マクロファージや樹状細胞などの自然免疫を担う細胞の細胞膜上に発現する、β-グルカンの受容体のこと。β‐グルカンによる免疫力向上にDectin-1が関与していることが明らかとなっています。


以上

○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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