2019年9月26日
株式会社神鋼環境ソリューション


ユーグレナグラシリスEOD-1株の摂取はシーズン中のアスリートの
腸内環境にとって有用であることが示唆されました


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:粕谷強)は、近年その機能性が注目される素材「ユーグレナ(*1)」の摂取が、シーズン中のアスリートの腸内環境へ及ぼす影響について、医療法人財団 百葉の会 銀座医院の久保明医学博士(常葉大学 健康科学部長)監修のもと、日本最高峰のラグビーリーグであるジャパンラグビートップリーグに参戦している「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の協力を得て、早稲田大学 理工学術院大学院 先進理工学研究科 服部正平教授との共同研究を行いました。
 *本研究成果は、2019年9月19日〜21日に開催された第74回日本体力医学会大会において発表されました。

■本研究概要

 本研究では、シーズン中のアスリートの腸内環境にユーグレナの摂取が及ぼす影響について検証しました。シーズン中のラグビー選手に「ユーグレナグラシリスEOD-1株(*2)」を4か月間摂取いただき、腸内細菌叢(*3)の組成を評価しました。
 その結果、ユーグレナグラシリスEOD-1株を摂取していないシーズン期間中は、ビフィズス菌などのアクチノバクテリア(*4)が減少したのに対し、摂取したシーズン期間中は、減少せずに維持されていました。 以上の結果より、ユーグレナグラシリスEOD-1株の摂取は、シーズン中に減少するビフィズス菌などを維持できるため、アスリートの腸内環境にとって有用である可能性が示唆されました。

(*1)ユーグレナとは

葉緑体を持ちながら鞭毛(べんもう)で泳ぎ回るという植物と動物の両方の特徴を合わせ持つユニークな生物。和名はミドリムシですが虫ではなくワカメや昆布等と同じ「藻」の仲間です。

(*2)ユーグレナグラシリスEOD-1株とは

当社が発見した新規株のユーグレナで、特許登録済。パラミロンをとりわけ豊富に含んでいることが特長です。

(*3)腸内細菌叢とは

ヒトの消化管には、菌数にして数百兆個にのぼる腸内細菌の集団(細菌叢)が生息しています。腸内細菌のバランスを保つことで健康維持に繋がることが知られています。

(*4)アクチノバクテリアとは

生まれたばかりの赤ちゃんに多く含まれている腸内細菌で、善玉菌と呼ばれるビフィズス菌などが分類されている腸内細菌のグループです。


以上

○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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