2021年10月20日
株式会社神鋼環境ソリューション


カンボジア タケオ州にて浄水場増設設備を受注
〜既設設備と合わせて高まる上水需要に対応〜


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:大M敬織)は、カンボジア王国タケオ州の浄水設備増設案件を現地企業であるSOMA社(*1)から受注しました。

  タケオ州北部バティ湖周辺では、SOMA社がカンボジア政府より水道事業のライセンスを取得し、湖を水源として2014年から給水を開始しています。当初は、周辺地区の住民約2,300世帯(人口約10,000人)及び商業施設を対象に、日量最大1,080m3の計画で、当社の浄水処理設備を納入しました。

  給水開始後、水需要は順調に伸びており、近隣の新規住宅開発地域からの追加の給水要請もあったことから、浄水能力の増強が決定されました。本件では、既納設備の性能が高く評価され、当社のASF設備(*2)を再び採用頂くことになりました。

 本件は当社として、カンボジアで7件目の浄水設備受注案件となります。当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、引き続き、カンボジアを含めた東南アジア地域での水処理ビジネスを推進し、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献して参ります。

  (*1) SOMA社はカンボジアの複合企業で農業、商業、建設業を実施。当社とは別途水道事業会社
    SOMA KOBELCO Water Supply CO., Ltd. を2018年に設立し、プノンペン近郊で約20,000人を対象に水道事業を
    行っている
    (https://www.kobelco-eco.co.jp/topics/news/2019/20191216.html

 (*2) Auto Siphon Filterの略称。サイフォン現象を利用して逆洗を実施するため機器点数が少なくメンテナンス性に優れ
    省電力な重力式急速ろ過装置。

【案件概要】

納 入 先:  KRANGTHNONG TEUKSAAT(SOMA社傘下の水道事業体)

建設場所: カンボジア王国タケオ州

施設規模: 処理能力1,500 m3/日

受注範囲: 浄水設備(凝集沈殿装置+ろ過装置)の設計、調達、製作、試運転指導

工  期: 2022年3月試運転完了予定


【浄水設備完成予想図】


以上

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PDFファイル[248KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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