2022年3月2日
株式会社神鋼環境ソリューション


福知山市汚泥処理施設再構築事業汚泥有効利用施設整備工事を受注
〜関西圏において下水汚泥の燃料化事業を連続受注〜


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:大M敬織)は、株式会社松村組と構成した特定建設共同企業体で、地方共同法人日本下水道事業団から「福知山市汚泥処理施設再構築事業汚泥有効利用施設整備工事」(以下、「本工事」)を受注し、2022年1月11日に工事請負契約を締結しましたのでお知らせいたします。

  福知山市はバイオマス資源である下水汚泥の有効活用を推進しており、本工事では更新時期を迎えた既存施設の改築に加え、汚泥消化施設及び汚泥燃料化施設を新設します。官民連携により、下水汚泥由来の消化ガス・汚泥燃料の製造及び利活用(消化ガスの場内利用及び汚泥燃料の発電所利用)に取り組み、下水汚泥エネルギーの有効活用と温室効果ガス排出量削減を推進します。

  当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、本工事の遂行により、下水処理場におけるエネルギー自給率の向上ならびに地球温暖化防止に貢献して参ります。


1.本工事の概要

(1)受 注 者:神鋼環境ソリューション・松村組特定建設共同企業体

(2)工事内容:外部汚泥受入・濃縮・消化・脱水・汚泥燃料化施設の機械設備工事

上記に付随する電気設備工事、土木工事及び建築工事

(3)工事場所:京都府福知山市字上荒河地内

(4)事業方式:DB(Design:設計、Build:施工)(+ O(Operation:維持管理・運営))方式(※)

※維持管理・運営および生成物(汚泥燃料)売買に関しては別途契約を予定。

(5)契約金額:55億円(税込)


2.本工事の特長

(1)汚泥処理施設の再構築

更新時期を迎えた既存設備を改築するとともに、汚泥有効利用施設を導入し、集約したし尿や汚泥等のバイオマスの効率的な利用を図ります。

(2)下水汚泥エネルギーの有効活用

発電事業を行う神戸製鋼所と下水汚泥処理事業を手掛ける当社が連携し、KOBELCOグループ一体で、カーボンニュートラルなバイオマスである汚泥燃料を発電燃料として有効利用します。

(3)温室効果ガス排出量の削減

官民連携で下水汚泥エネルギーの有効利用と温室効果ガス排出量削減に取り組み、CO2排出量を年間約1,600トン削減します。


3.処理フロー図

※1 ベルト型濃縮機  ※2 鋼板製消化槽

※3 難脱水対応強化型スクリュープレス脱水機  ※4 炭化炉

4.施設の完成予想図


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[338KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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