2022年8月2日
株式会社神鋼環境ソリューション


「次世代型流動床式ガス化燃焼炉」が第48回 優秀環境装置表彰日本産業機械工業会会長賞を受賞
〜廃棄物からのエネルギー回収の最大化〜


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:佐藤幹雄)の「次世代型流動床式ガス化燃焼炉」(以下、本装置)が、一般社団法人 日本産業機械工業会主催の第48回 優秀環境装置表彰において「日本産業機械工業会会長賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。

  本表彰は、一般社団法人日本産業機械工業会が、環境保全技術の研究・開発、並びに優秀な環境装置(システム)の普及の促進を図ることを目的として1974年度より実施しており、今年度で48回目を迎えます。

  廃棄物処理施設は、近年廃棄物焼却余熱を用いた発電所として地産地消型の再生可能エネルギー供給施設と位置付けられ、なお一層省エネルギー技術、高効率発電技術が求められています。本装置は、当社がこれまで培ってきた技術と新規開発技術の融合などにより、高効率発電に加えて、省エネ化に関する技術を備えたものであり、廃棄物からのエネルギー回収の最大化を実現できたことが評価されました。

  当社は「Keep the Earth Sky-blue」をスローガンに、当社グループのビジョンである「社会と地球が調和する未来を支える」ことを実現するため、廃棄物処理、水処理、化学・食品機械関連事業を通じ、今後もSDGsの実現に向け貢献してまいります。


1.本装置の特長

1)高度燃焼技術による安定燃焼の実現

主に以下2つの技術を組み合わせ、低空気比燃焼によるガス化燃焼を実現

・種々雑多な物質を含むごみを良質な燃料化が可能な循環破砕システムを採用

・当社独自の砂層部での緩慢燃焼技術(ガス化)と二次燃焼部での効果的な攪拌・混合燃焼技術(ガス燃焼)

2)高い発電効率とエネルギー回収率

・当社流動床炉の特性により国内最高レベルである6MPa×450℃の高温高圧ボイラの採用が可能となり、高い発電効率

を実現

・2019年3月に竣工した本装置の第1号機においては、同規模で国内最高水準の発電効率を実現。また、タービン排

気から回収した温水を隣接する都市ガス製造工場に供給することにより、エネルギー回収率も国内最高水準を実現


表彰式の様子


流動床式ガス化燃焼炉フローシート


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[300KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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