2022年12月15日
株式会社神鋼環境ソリューション
琵琶湖湖南中部浄化センター下水汚泥燃料施設建設工事を受注
〜下水汚泥エネルギー有効利用、温室効果ガス排出量削減を推進〜
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:佐藤幹雄)は、日鉄エンジニアリング株式会社、大豊建設株式会社との3社にて構成した特定建設共同企業体(代表企業:(株)神鋼環境ソリューション)で、地方共同法人日本下水道事業団から「琵琶湖湖南中部浄化センター下水汚泥燃料化施設建設工事」(以下、「本工事」)を受注し、2022年10月28日に工事請負契約を締結しましたのでお知らせいたします。
湖南中部浄化センターは、場内で発生した汚泥を濃縮及び脱水で減容化したのち、焼却炉2炉で焼却処理し、焼却灰の場外処分を行っています。本工事ではこのうち1炉が老朽化により更新時期を迎えるにあたり、下水汚泥の有効活用を図ることを目的として、汚泥消化施設及び汚泥燃料化施設を新設します。官民連携により、下水汚泥からのバイオガス・汚泥燃料の製造及び利活用(消化ガスの場内利用及び汚泥燃料の発電所等での利用)に取り組み、下水汚泥エネルギーの有効活用、温室効果ガス排出量の低減を推進します。
当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、本工事の遂行により、下水処理場の付加価値向上ならびに地球温暖化防止に貢献して参ります。
1.本工事の概要
(1)受 注 者:神鋼環境ソリューション・日鉄エンジニアリング・大豊建設特定建設共同企業体
(2)工事内容:汚泥消化施設・汚泥燃料化施設の機械設備工事
上記に付随する電気設備工事、土木工事及び建築工事
(3)工事場所:滋賀県草津市矢橋町地内
(4)事業方式:DB(Design:設計、Build:施工)(+ O(Operation:維持管理・運営))方式※
※維持管理・運営および生成物(汚泥燃料)売買に関しては別途契約を予定。
(5)契約金額:101億2000万円(税込)
2.本工事の特長
(1)滋賀県の下水処理場では初となる汚泥消化施設の導入
新たに鋼板製消化槽を導入し、汚泥の減量化を図るとともに、発生する消化ガスを場内で有効利用します。
(2)下水汚泥エネルギーの有効活用
カーボンニュートラルなバイオマスである汚泥燃料を石炭代替燃料として発電所等で有効利用します。
3.処理フロー図
4.施設の完成予想図
汚泥消化施設 汚泥燃料化施設
以上
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○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018