2023年5月24日
株式会社神鋼環境ソリューション


カンボジアへの政府開発援助(ODA)の円借款資金協力案件
シェムリアップ上水道拡張事業竣工式を開催


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:佐藤幹雄)が、2019年12月に受注した独立行政法人国際協力機構(JICA)による日本の政府開発援助(ODA)の円借款資金協力案件「シェムリアップ上水道拡張事業」について、5月22日に竣工式が行われましたのでお知らせいたします。

  式典にはTea Banhカンボジア王国副首相兼国防大臣、Cham Prasidh同国工業科学技術革新省上級大臣、Tea Seihaシェムリアップ州知事、シェムリアップ水道公社(Siem Reap Water Supply Authority, 以下、SRWSA)のChan Sengla総裁、植野篤志在カンボジア日本国大使をはじめとして、周辺住民、政府関係者など約2,000人のご出席を賜り、滞りなく開催されました。

  シェムリアップ市では、急激な人口増加とユネスコの世界遺産リストに登録されているアンコール遺跡群への観光客の増加から安全な水への需要が急速に拡大しています。一方で、SRWSA は、地下水および貯水池を水源とする2か所の浄水場を有していますが、供給量が追いついていない為、ホテル等で個別に地下水のくみ上げが行われており、地盤沈下などの環境影響が懸念されています。本事業では、トンレサップ湖を水源に同地区で最大規模となる浄水場(60,000m3/日)を建設することで、安全な水を安定的に供給することに加え、環境保全への寄与が期待されています。

  新型コロナウイルスの影響により完工が遅れましたが、本年4月のクメール正月前から市内へ給水を開始、高まる需要に対して水不足に陥ることなく今回の竣工を迎えました。シェムリアップでは今後新空港の開港など、世界でも著名なアンコールワットを中心とした観光需要が高まると期待されており、当社は引き続き、今後益々の水需要の増加が見込まれるシェムリアップ市郊外の都市をはじめ、カンボジアでの水処理ビジネスを通して同国の「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献して参ります。



【当社施工工事概要】

事 業 名:カンボジア王国シェムリアップ上水道拡張事業 パッケージ3(浄水場+取水設備の機械・電気工事)

施設規模:浄水場(処理能力60,000 m3/日)

建設場所:カンボジア王国シェムリアップ市

建設開始:2020年3月



【式典の様子@】                【式典の様子A】

  

【完成した浄水場】



以上

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PDFファイル[335KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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