2024年1月31日
株式会社神鋼環境ソリューション


「令和5年度猪名川流域下水道原田処理場3系汚泥消化タンク設備工事」を受注


  株式会社神鋼環境ソリューション(兵庫県神戸市、社長:佐藤幹雄)は、豊中市から、「令和5年度猪名川流域下水道原田処理場3系汚泥消化タンク設備工事」(以下、「本工事」)を受注し、2023年12月28日、工事請負契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

  本工事は、原田処理場内(豊中市)において、鋼板製消化槽を増設するものであり、安定した運転実績の多い中温・中濃度方式の鋼板製消化槽を採用しています。建設する鋼板製消化槽は、従来のコンクリート製タンクと比べ、建設工期の大幅な短縮、建設費の低減が可能となります。配置されたセンサーによって槽内が可視化されることで、内部状況の把握が容易となり、消化性能低下の防止、安全運転にも寄与しています。また、下水汚泥の減量化・安定化技術である嫌気性消化は、これまで減量化を主要な目的としてきましたが、消化の過程で発生する消化ガスが、カーボンニュートラルなクリーンエネルギーであるため、発電等に有効活用することで化石燃料の節減とCO2削減に貢献することができます。

  猪名川流域下水道原田処理場は、豊中市・池田市・箕面市・豊能町・伊丹市・川西市・宝塚市・猪名川町の6市2町の広域な下水を処理し、人々の日々の暮らしを支えています。当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、汚泥のエネルギー化技術を通じて、下水処理場の温室効果ガス削減に貢献して参ります。


本工事の概要

(1)工事内容:3系汚泥消化タンク設備の増設

@汚泥消化タンク設備 1基(鋼板製消化槽6,000m3

A補機設備 1式

B製作・据付・調整 1式

(2)工事場所:原田処理場内(豊中市原田西町1番1号)

(3)工期  :契約締結日〜2026年2月27日

(4)発注方式:一般競争入札

(5)契約金額:14億5百万円(消費税抜)


(ご参考:鋼板製消化槽の運転支援技術)


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[168KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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