2024年2月29日
株式会社神鋼環境ソリューション


廃棄物処理関連施設の基幹的設備改良工事3件を竣工
〜本工事にて施設長寿命化、CO2削減に貢献〜


  株式会社神鋼環境ソリューション(兵庫県神戸市、社長:佐藤幹雄)は、山口県下関市から受注した「下関市リサイクルプラザ処理棟基幹的設備改良工事」、岡山県総社広域環境施設組合から受注した「吉備路クリーンセンター基幹的設備改良工事」、並びに新潟県妙高市から受注した「妙高クリーンセンターごみ焼却施設基幹改良工事」をそれぞれ竣工しましたのでお知らせいたします。

  本工事により、適切な管理の下、30年以上にわたり施設をお使い頂くことで、お客様の廃棄物処理施設の整備に係わるトータルコストの縮減と平準化に寄与し、安心、安全な循環型社会の形成に貢献します。

  当社は、「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、性能の向上やアフターサービスの充実など競争力強化に向けて積極的に取り組み、今後も新規施設建設だけでなく、インフラ長寿命化に資する、既納施設の長寿命化工事についても貢献してまいります。



1.「下関市リサイクルプラザ処理棟基幹的設備改良工事」の概要

(1)工事名:下関市リサイクルプラザ処理棟基幹的設備改良工事

(2)工事内容:

@ リサイクルプラザ施設の延命化を目的としたプラント設備主要機器の交換及び補修工事

A CO2排出量を削減するための設備改善

(3)工 期:2021年12月から2024年1月まで

(4)契約金額:20億5千万円(消費税別)

(5)施設竣工:2003年6月(約20年稼働)

(6)処理方式:破砕・選別・圧縮・梱包

(7)施設規模:処理能力 113トン/日

(8)本工事の特徴:

@ 稼働後19年経過した同施設の機能回復をさせると同時に、工事後10年以上の施設延命化を図る。

A 省エネルギー化を考慮した最新設備の交換及び補修。

B 省電力化によりCO2排出量を削減することで、環境省の交付金を活用する。


【下関市リサイクルプラザ 外観】


2.「吉備路クリーンセンター基幹的設備改良工事」の概要

(1)工事名:吉備路クリーンセンター基幹的設備改良工事

(2)工事内容:

@ 焼却施設並びに不燃ごみ処理施設の機能回復、延命化のための設備更新及び改修工事

A CO2排出量を抑制するための設備改善

(3)工期:2021年6月から2024年2月まで

(4)契約金額:38億5千万円(消費税別)

(5)施設竣工:1997年3月(約27年稼働)

(6)焼却方式:流動床式焼却炉

(7)施設規模:

@ 焼却施設 180トン/日(90トン/24h×2炉)

A 不燃ごみ処理施設 28トン/日(5h稼働/日)

(8)本工事の特徴:

@ 稼働後24年経過した同施設の機能回復をさせると同時に、工事後15年以上の施設延命化を図る。

A 給じん装置システムの改造により更なる安定燃焼を実現するとともに、プレミアム効率モータの採用、インバータ化等により省電力化を図る。

B 上述設備改善での省電力化によりCO2排出量を3%以上削減することで、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を活用する。

C 通常の操業計画を変えずに、停止中の系列の工事を順次行う。


【吉備路クリーンセンター 外観】


3.「妙高クリーンセンターごみ焼却施設基幹改良工事」の概要

(1)工事名:環ク第1号ごみ焼却施設基幹改良工事

(2)工事内容:

@ 機能回復、延命化のための設備更新・改修

A CO2排出量を抑制するための設備改善

(3)工期:2021年6月から2024年2月まで

(4)契約金額:23億3千万円(消費税別)

(5)施設竣工:1996年12月(約24年稼働)

(6)焼却方式:流動床式焼却炉

(7)施設規模:70トン/日(35トン/16h×2炉)

(8)本工事の特徴:

@ 稼働後24年経過した同施設の機能回復をさせると同時に、工事後15年以上の施設延命化を図る。  

A 給じんシステム、焼却炉の改造により更なる安定燃焼を実現し、プレミアム効率モータ採用、インバータ化等により省電力化を図る。

B 上述の省電力化によりCO2排出量を3%以上削減することで、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を活用する。

C 通常の操業計画を変えずに、停止中の系列の工事を順次行う。


【妙高クリーンセンター 外観】



以上

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○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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