2024年6月4日
株式会社神鋼環境ソリューション


愛知県支援の「再エネ由来水素利活用プロジェクト」に
水電解式水素発生装置「HHOG」を納入・設備開所式開催
〜オフィスで再エネ由来の水素を利活用し、二酸化炭素排出量削減へ〜


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:佐藤幹雄)は、愛知県が支援する明治電機工業株式会社(本社:名古屋市 、社長:杉脇弘基)の「明治電機工業豊田支店再エネ由来水素利活用プロジェクト」(以下、本事業)において、水電解式高純度水素発生装置「HHOG」(以下、HHOG)を納入したことをお知らせします。

  納入したHHOGは、明治電機工業株式会社の豊田支店新社屋において、太陽光発電の余剰電力を利用してグリーン水素を製造します。製造された水素は、施設内の燃料電池(FC)に供給・発電されるとともに、施設電力のピークカットや、災害時の非常用電源等として活用されます。再生可能エネルギーと水素を組み合わせたオフィス内利用は全国的にも珍しく、脱炭素社会に向けた地域貢献を目指す設備になっていることが特徴です。
  5月9日には、再生可能エネルギー由来水素利活用設備開所式及び認定授与式が開催され、愛知県知事の大村秀章様や知立市長の林郁夫様ら、他多数の方がご出席されました。


【開所式の様子】


  当社は、1993年にHHOGを開発・商品化し、これまで電子産業、金属熱処理の工業ガス用途や水素エネルギー用途に220基以上の納入実績を有します。近年、2050年カーボンニュートラルに関連して、再生可能エネルギーを利用して水電解で製造される水素は「グリーン水素」として注目されており、当社のHHOGへの期待も大きくなっております。

  当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、今後も、これまで培ってきた技術力、経験を駆使し、次世代エネルギーとして期待される水素を利活用した取り組みを積極的に進め、低炭素化社会の実現に貢献できるよう邁進してまいります。

1.事業フロー図


2.納入設備の概要


【納入したHHOG】

名称  : 水電解式高純度水素発生装置(HHOG)

固体高分子電解質膜を利用して、純水を電気分解する方式(PEM式)

型式  : SH5D−GU

能力  : 水素供給量 5Nm3/h

水素供給圧力 0.82MPa

水素純度 99.999%

水素露点 -70℃(大気圧下)

納入時期: 2023年11月納入(試運転完了は24年1月)

納入場所: 明治電機工業株式会社の豊田支店内


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[531KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

このウィンドウを閉じる