2024年10月24日
株式会社神鋼環境ソリューション


カンボジア モンドルキリ州にて当社納入の浄水設備増設が完了
〜増大する地方の小規模水道需要に対応〜


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:佐藤幹雄)が、カンボジア王国モンドルキリ州センモノロム市の浄水設備を増設した施設の竣工式が10月10日に開催されましたのでお知らせいたします。式典には工業科学革新省のHEM Vanndy大臣、在カンボジア日本国大使の植野篤志特命全権大使をはじめ、多数の関係者が出席されました。

  モンドルキリ州センモノロム市では、北九州市上下水道局設計により日アセアン統合基金で日量2,000m3の浄水場が整備され、2016年から運用を開始しました。以降水需要は順調に伸びており、モンドルキリ水道公社から大使館へ草の根・人間の安全保障無償資金協力の要請があったことを受け、この度日量1,000m3の増設が決定し、増大する水需要への対応が可能となりました。

  本件では2016年より運転されている当社のASF設備の性能が高く評価され、再び採用頂きました。建設工事はパッケージ型浄水システムを採用した事により、2024年3月に契約し、9月に試運転完了、6か月間という短納期での竣工を迎えるに至りました。

  本件を含め当社はカンボジアで10件を超える浄水設備案件を受注して参りました。「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で、大小様々な規模の浄水設備建設や増設工事等、お客様のニーズに寄り添った提案により、引き続き、カンボジアを含めた東南アジア地域での水処理ビジネスを推進し、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の達成に貢献して参ります。

※Auto Siphon Filterの略称。サイフォン現象を利用して逆洗を実施するため機器点数が少なくメンテナンス性に優れ省電力を実現した重力式急速ろ過装置。

【案件概要】

納 入 先: Mondulkiri Water Utility(水道事業体)

建設場所: カンボジア王国モンドルキリ州センモノロム市

施設規模: 総処理能力3,000m3/日(今回増設分:1,000m3/日)

契約範囲: 浄水設備(凝集沈殿装置+ろ過装置)の設計、調達、製作、試運転指導

工  期: 2024年3月〜2024年9月



【式典の様子】                【納入した設備】

  



以上

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PDFファイル[390KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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