2013年9月26日
株式会社神鋼環境ソリューション


日本環境安全事業株式会社向け
北海道PCB廃棄物処理施設設置工事(増設)を竣工


 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:重河和夫)が、新日鉄住金エンジニアリング株式会社、株式会社日本製鋼所とともにJV(※)で2010年12月に日本環境安全事業株式会社から受注しました「北海道PCB廃棄物処理施設設置工事(増設)」は9月9日より操業を開始しており、来る10月9日に操業式を迎えます。

 当施設は2008年5月より操業しているトランス・コンデンサ、PCB油類を処理する当初処理施設(当社技術を採用)に隣接して増設したもので、当初処理施設では処理できない安定器などのPCB汚染物等をプラズマ溶融分解方式にて処理するものです。

 プラズマ溶融分解方式は日本環境安全事業株式会社北九州事業所でも採用され2009年7月より処理を行っている実績ある処理方式です。
(※)JV名:室蘭P2異工種建設工事共同企業体

「北海道PCB廃棄物処理施設設置工事(増設)」について

(1)発注者       :日本環境安全事業株式会社

(2)建設場所      :北海道室蘭市仲町

(3)処理能力      :12.2トン/日(PCB汚染物等量として)

(4)請負金額(JV総額):25,495百万円(税抜)

(5)特徴        :

    @洗浄や加熱分離では処理困難な多種多様なPCB汚染物等を容器(ドラム缶またはペール缶)に封入し、
    容器ごと一括処理します。

    A電気エネルギーにより発生させた15,000℃以上の高温プラズマと1,200℃以上の溶融浴の相乗効果により
    炉内の高温を保持し、それを熱源にPCBを分解、無害化します。

    B恒温チャンバにて排気を1,200℃の温度、2秒以上の滞留時間を確保し、排気中のPCBを確実に分解します。


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[1,007KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

このウィンドウを閉じる