2019年3月28日
株式会社神鋼環境ソリューション
広島県廿日市市「はつかいちエネルギークリーンセンター」の落成式開催について
株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:粕谷強)が、2016年7月から廿日市市向けに、建設を進めてまいりました「はつかいちエネルギークリーンセンター」の落成式が、3月28日(木)に開催されましたのでお知らせします。
本建設及び運営事業は、廿日市市及び隣接する大竹市から排出されるごみを処理するものであり、本施設の設計・施工を当社が実施し、20年間にわたる運営・維持管理業務を当社とグループ会社である神鋼環境メンテナンス株式会社(本社:神戸市、社長:山上惠造)で構成した特別目的会社にて行う事業です。
当社は、「流動床式ガス化溶融炉」に加えて、今回採用した「流動床式ガス化燃焼炉」の拡販を通して、顧客の様々なニーズに対応するとともに、循環型社会の形成・環境保全の推進に取り組んでまいります。
式典には、地元関係者及び工事関係者の他、廿日市市長 眞野 勝弘様をはじめ、大竹市長 入山 欣郎様、関係市議会議長様、国・県の議員、関係者など、約70名の方がご出席されました。
1.日時:2019年3月28日(木)10:00〜11:00
2.場所:広島県廿日市市木材港地内
はつかいちエネルギークリーンセンターの外観 落成式でのテープカットの様子
(参考)
1.「次期一般廃棄物処理施設整備運営事業」の概要
@事業内容 エネルギー回収型廃棄物処理施設(流動床式ガス化燃焼炉)、粗大ごみ処理施設の設計・建設、
運営・維持管理業務、及び旧し尿処理施設の地下埋設物撤去工事等
A工期・履行期間
(1)整備工事(設計・建設):2016年7月から2019年3月まで
(2)運営業務 :2019年4月から2039年3月まで
B契約金額 195.8億円(消費税含まず)
C契約者
(1)整備工事(設計・建設):当社
(2)運営業務 :株式会社はつかいち環境サービス(当社と神鋼環境メンテナンス株式会社の2者共同
出資により設立する特別目的会社)
D施設の能力
エネルギー回収施設 :150トン/日(75トン/24h×2系列)
粗大ごみ処理施設 :10トン/日
E本事業の特徴
(1)「流動床式ガス化燃焼炉」と「高温高圧ボイラ・タービン(6MPa×450℃)」の採用による高効率発電を実施
(2)従来未利用であったタービン排熱を隣接する都市ガス工場に熱供給することで、高効率発電と合わせ、世界最高
レベルのエネルギー回収効率を実現
2.流動床式ガス化燃焼炉の特徴
@高いサーマルリサイクル性
・流動床炉の特性により高温高圧ボイラを採用することができ、サーマルリサイクルを推進
A高いマテリアルリサイクル性
・流動床炉の持つ自動分級機能により、高品質の鉄、アルミ等の資源価値の高い金属を回収
B高い燃焼効率
・炉内に熱容量の大きい砂が充填されており、短時間での立上げが可能であるため、将来のごみ減量時には間欠
運転に切り替えるなど、効率的な事業運営に対応可能
C本質的安全性
・炉内ではごみの滞留が少なく、万一の緊急停止時にも有害ガスが発生することがない、災害に強い強靭な施設
D高い処理性能
・汚泥等の低カロリーごみからプラスチック等の高カロリーごみまで幅広いごみを安定して処理
3.一般廃棄物処理施設のシステムフロー
以上
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PDFファイル[348KB]
○お問い合わせ先
株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018