2023年4月24日
株式会社神鋼環境ソリューション


埼玉西部クリーンセンターの竣工について


  株式会社神鋼環境ソリューション(本社:兵庫県神戸市、社長:佐藤幹雄)が、埼玉西部環境保全組合向けに建設を進めてまいりました埼玉西部クリーンセンターが3月31日に竣工しましたのでお知らせいたします。

  本事業は、埼玉県の鶴ヶ島市、毛呂山町、鳩山町及び越生町の1市3町から排出されるごみを処理するものであり、本施設の設計・施工を当社と三井住友建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:近藤重敏)、伊田テクノス株式会社(本社:埼玉県東松山市、社長:楢ア亘)が実施し、15年6ヶ月間にわたる運営・維持管理業務を当社と神鋼環境メンテナンス株式会社、株式会社クリーン工房(本社:埼玉県さいたま市、社長:川鍋大二)が出資する株式会社鳩山環境サービスにて行う事業です。

  当社は、「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で今後もこれまで培ってきた技術力、実績を駆使し、廃棄物処理施設の設計・建設からオペレーション・メンテナンスまで一貫したソリューションを提供し、ごみ発電や資源化等を通じて社会と地球の調和に貢献してまいります。


埼玉西部クリーンセンターの外観


(参考)

1.本事業の概要

1)事業名称 (仮称)鳩山新ごみ焼却施設整備・運営事業

2)事業内容 ごみ処理施設(回転ストーカ式焼却炉)の設計・建設、運営・保全管理

3)工期・履行期間

(1)整備工事(設計・建設) : 2018年2月から2023年3月まで

(2)運営業務         : 2023年4月から2038年9月まで

4)契約金額 177.3億円(消費税含まず)

5)契約者

(1)整備工事(設計・建設) : 当社・三井住友建設・伊田テクノスによる特定建設工事共同企業体

(2)運営業務        : 株式会社鳩山環境サービス

6)施設の能力         : 130t/日(65トン/24h×2炉)


2.回転ストーカ式焼却炉の特長

1)優れた耐久性

・ボイラ水管で構成される円筒形の火格子により、火格子全面が腐食域を避けた一定温度となり、火格子は優れた耐久性を有します。

・火格子は1回/時間程度のゆっくりとした回転をするため、ごみによる摩耗はありません。

2)幅広いごみ質に対応可能

・火格子のボイラ水管構造が、高質ごみに対しては火格子の保護、低質ごみ時にはごみの予熱乾燥に働くため、幅広いごみ質に対応可能です。

・火格子冷却用空気が不要なため、燃焼空気の調整が容易です。

3)低空気比燃焼に最適

・火格子冷却用空気が不要なため、燃焼空気が抑えられます。

・ごみの立体撹拌効果により、高い燃焼効率が得られます。

4)高効率熱回収

・炉本体を含むボイラと低空気比燃焼により、廃熱回収性能が高く、高効率な発電を可能とします。


3.ごみ処理施設のシステムフロー


以上

発表資料はこちら
PDFファイル[394KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

このウィンドウを閉じる