2025年8月22日
株式会社神鋼環境ソリューション


北九州にて水電解式高純度水素発生装置「HHOG®」による
水素ローカルサプライチェーン構築事業の開始


 「カーボンニュートラルのトップ企業」を目指す株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、社長:奥村英樹)が製造する水電解式高純度水素発生装置「HHOG®※」がこの度、北九州における水素ローカルサプライチェーン構築事業において、クリーン水素の生産をサポートします。

 廃棄物分野における温室効果ガス(CO2)排出量は約3,800万トンと総排出量の3%を占めていることから、削減に向けた取り組みが急がれます。産業廃棄物の無害化・適正処理事業を行うジャパンウェイスト株式会社(本店:神戸市、社長:中西広幸)が、次世代エネルギーである水素の「つくる」・「ためる」・「はこぶ」・「つかう」という効率的な水素サプライチェーンの構築を北九州で実現させることから、当社のHHOGが同事業をサポートすることになります。

 7月31日には「水素ローカルサプライチェーン構築記念」として、同社社長の中西様や北九州市長の武内和久様、環境省九州地方環境事務所長の番匠克二様、株式会社神戸製鋼所九州支店長の上杉強志様らが出席された記念式典が執り行われました。
 本事業では、廃棄物焼却過程で発生する余剰電力からHHOGを通じて水素が製造・圧縮され、利用先である大手自動車メーカー様の工場に運ばれ、燃料電池として利活用されます。

 当社は「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ。」をミッションとする中で、これまで培ってきた技術力、経験を駆使し、今後もジャパンウェイスト様をサポートするかたちで次世代エネルギーとして期待される水素を利活用した取り組みを積極的に進め、低炭素社会の実現に貢献できるよう邁進してまいります。

※HHOG=High-purity Hydrogen Oxygen Generatorの略



1.事業フロー図


2.納入設備の概要

名称  :水電解式高純度水素発生装置(HHOG)

固体高分子電解質膜を利用して、純水を電気分解する方式(PEM式)

型式  :CH-50D×1基

能力  :水素供給量 50Nm3/h

水素供給圧力 0.82MPa

水素純度 99.999%

水素露点 -70℃(大気圧下)

納入場所:ジャパンウェイスト株式会社様 新門司工場(福岡県北九州市門司区新門司3-81-5)


関連情報: グリーン水素サプライチェーン構築に向けたシステム開発・実証実験をサポート実証事業先に水電解式水素発生装置「HHOG」を納入- 株式会社神鋼環境ソリューション-


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PDFファイル[477KB]


○お問い合わせ先

株式会社神鋼環境ソリューション 総務部 TEL(078)232-8018

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