ともに挑む先輩たち# 07

R.Y

# プロセス機器

# 営業

# 文系

プロセス機器/営業

お客様の理想や期待を越えるには、
チームプレーが欠かせない。

プロセス機器は、医薬品、食品、電子機器といった様々な製品を生産するのに欠かすことのできない存在です。日常の生活に馴染み深い薬や半導体など、社会基盤を支えるモノを作るために必要な機器を取り扱っているため、日々誇りとやりがいを感じています。

我々が取り扱うプロセス機器は、基本的にお客様ごとのオーダーメイド製品として納品します。単独で営業して受注する、というスタンドプレーはほぼないです。お客様からご依頼いただいた仕様の製品をそのまま提供するだけでは、期待を上回ることができません。当社ならではの技術や知識を活かし、お客様の期待を越える仕様の製品、及び付帯機器を含めたシステムをトータル提案できるよう、設計と営業がワンチームで取り組んでいます。また、「HybridGL」(*)のような新ブランドを立ち上げるなど、グラスライニングのトップメーカーとしての地位に甘んじるのではなく、事業部全体で常に“より良い技術で社会を牽引する”というビジョン、目的意識を持って挑戦し続けています。

中高大と学生時代はずっとソフトテニスをやってきました。チームで高い目標に向かって真剣に取り組んでいる、という一体感を感じるほど燃えるようになり、これは最早、自分自身の人生で欠かせない価値観になっています。プラントの建設をはじめ、絶対に一人では実現できないスケールの仕事に向き合う当社に興味を持ったのも、組織のチームワークに共感できたことが大きな理由です。様々な専門家たちが知恵を出し合って、簡単には突破できない問題であっても着実に解決する。難しい局面ほど協力して乗り越える、総合力で地球環境を相手にしたスケールの大きな仕事をやり遂げていくことが、当社の仕事の醍醐味です。

*:グラスライニングが本来持つ「高耐食」に加え、「高伝熱」「耐静電気」「低溶出」などふたつ以上の機能を掛け合わせる世界初のハイブリッドグラスライニング製品を総称する神鋼環境ソリューションのブランド名。

初めて預けてもらった仕事は、
納入実績のないお客様 × 珍しい機器。

私はそもそも文系出身なので、最初は技術的にわからないことも少なくありませんでした。プロセス機器についてあまり詳しく知らない状態の私を勇気づけたのが、「自分の強みを活かしなさい」という上司からの助言。大学で経済や経営を主に学んできた私は、会社の動向や予算など、お客様がどこを目指して動いているのか、何を課題に感じているのか、といった経営ステータスを丁寧に分析することを心がけています。

営業に配属されてから間もない頃、当社では納入実績のない初めてのお客様を担当しました。しかも、必要になったのは年に1、2度出るか出ないかというほどの珍しい機器。新入社員によく任せてくれたなあ、と今となっては思いますが、「まずはやってごらん」と貴重な機会をいただきました。先輩や上司にフォローされながらも、システム全体の提案から工場での性能試験、価格交渉、そして最終的な受注に至るまで、全てのフローを走り切ることができました。少しずつ時間をかけて信頼を獲得し、「あなたが担当でよかった」とお客様からの感謝の言葉も頂きました。いまのキャリアの土台にもなっている、一からお客様とともに作り上げてやり遂げた、思い入れのある案件です。

「わからない」を抱え込まない。
「聞きやすい環境」を、
次世代まで継承する。

営業で大切なのは人と人とのコミュニケーションです。お客様のために自分が何を出来るかを考え、自分の意見やアイデアを持って対応すること。そして、わからないことを自分だけで抱え込まず、工場の方々や先輩に聞いて迅速にお客様へ回答すること。この2つのスタンスを意識しながら、日々の営業に取り組んでいます。

アットホームで気軽に雑談や相談ができる事業部の雰囲気には、いつも助けられています。営業は大阪、工場は兵庫県の播磨と拠点が分かれていますが、営業の私が工場に行っても、年上の現場社員たちが、いつも気さくに話しかけてくれます。その雰囲気のおかげで、何かの相談やリクエストなども躊躇せずに話すことができます。お互いに助け合うことが当たり前になっているカルチャーがあるからこそ、社内の人間関係に悩むこともなく、フラットに仕事を進めることができています。最近は後輩ができたのですが、“聞きやすい環境”を今度は提供する側として、今まで自分が助けられた声がけを継承しようと意識しています。

あずけた人の想い

信頼できるから、
貴重な案件を。

グラスライニング機器ではトップメーカーであるためお客様からの引き合いは多くあり経験する機会は多くありますが、薄膜蒸発器などの装置機器はグラスライニングに比べ案件の数が少ないため、彼にはぜひ担当の経験をして欲しいと思いました。彼は工場の設計部門ともコミュニケーションがとれており、お客様の要望を設計に伝え、良い提案ができると考えました。入社当時は、分からないことや不安なことがあるときは、なんでも質問してくるよう声かけをしていましたが、少し経験を積んできてからは、不明点を質問する際は、一度自らの考えや意見をまとめ、質問するよう指導しています。自らの考えをまとめることにより、考える力が身に付くようにしてほしいです。また、お客様と接するときにも、一度考えて回答することで、お客様との信頼関係が深く築けると思っています。

ともに挑む先輩たち