近年の気候変動や地球温暖化を背景に2023年末に開かれたCOP28において、初めて「化石燃料からの移行」が合意され、脱炭素化へ向けた動きが今後加速されるでしょう。当社グループの「水処理・廃棄物処理関連事業」はもとより地域冷暖房用等の「冷却塔」やファインケミカル/半導体製造向け等の「医薬・ファインケミカル機械関連事業」においても、より一層の省エネルギー・創エネルギーへの、そしてカーボンニュートラルへのニーズが大きく高まっています。これを当社グループは大きなビジネスチャンスと捉えております。
そのような中で、当社グループは2024~2026年度中期経営計画において、2030年度に目指すべき事業像を「カーボンニュートラルのトップ企業」と定め、その実現を図ってまいります。そのために既存事業の競争力強化とカーボンニュートラル技術の獲得により、この3年間で強固な事業基盤を構築いたします。
既存事業では、脱炭素化を含むコア技術の確立・体系化、ものづくり力強化、DX技術による省人化等により競争力の更なる強化に取り組んでまいります。また、水素社会の実現に向けて、水電解式高純度水素発生装置のラインナップ拡充を図ってまいります。加えて、カーボンニュートラルに貢献する商品の更なるブラッシュアップ・上市を確実に進めるとともに、新たな技術開発・獲得によりお客様と社会のニーズに応える新商品・サービスを提供します。
当社グループのビジョンである「社会と地球が調和する未来を支える」持続可能な社会の実現に向けて、当社グループ事業を通じてSDGs達成に貢献するとともに、今を越える発想により価値を創出・提供し、未来への健やかな環境と暮らしづくりに貢献してまいります。
2024年4月
代表取締役社長 佐藤 幹雄
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