※撹拌についての基礎的なことについては「撹拌動力について」をご覧ください。
A.厳密に言いますと、動力の式P = Np・ρ・n3・d5に基づき、変化することになります。
ただし、このときNpも変化しますのでそのまま比例というわけではありませんが、基本的にRe数によって変化すると考えてよいでしょう。
例えばフルゾーン翼の場合を例に挙げます。
Re > 4000であればおおよそ、Pv値は比重に比例します。
例えば、水(比重1.0)で1.2kW/m3のPv値の機器であれば、比重1.2の液体を使用した場合、1.2×1.2 = 約1.44 kW/m3のPv値になります。
Re < 50の領域になると、比重が少々変化してもPv値はほとんど変化しなくなります。
比重による抵抗よりも粘度による抵抗の方が支配的になってくるからです。
液+固形物質(スラリー)の場合は平均比重を用いてください。
A.パイプ直径の半分程度の板バッフルと考えてください。
Npが変化しますので、動力は板バッフルより小さくなります。板幅の何乗に比例するかは翼の種類により異なります
A.Re数を指標にお考えください。
Re数を元に、撹拌技術のトップページにあります、nθm - Re曲線を見てください。
縦軸のnθmは基本的に混合時間とお考えください。(上に行くほど混合時間は長くなります)今お使いの撹拌翼の曲線を見て、線のある範囲にRe数が収まっていれば基本的には混合可能です。
A.スケールアップをするには、どの性能を維持するかが指標になります。
詳細は「スケールアップについて」をご覧ください。