グラスライニング製機器を中心とし、撹拌技術などを駆使してユーザーの多様なニーズにお応えします。
ナンバーワン・オンリーワンのグラスライニング製品を産み出す開発力と、それらを確実に製造する生産技術をより一層磨いていき、グラスライニングトップメーカーとしての責務を果たしていきます。
グラスライニングは、製品の純度が要求される化学工業の幅広い分野で、高度な耐食性を持つ鋼とグラスの理想的な複合材料として長年多く使用されています。
グラスの熱伝導性を改善することで加熱昇温時間の短縮による生産性改善とコストダウンを可能とする高伝熱グラス9000HTⅡを開発しました。
また、その高伝熱グラスにユーザーニーズの多い静電気障害を防止する導電性グラスECOGL®Ⅱや医薬用グラスPPG®*を組み合わせたハイブリッドグラスライニング製品を開発しました。
*PPGはドイツ ファウドラー社の技術です。
HybridGL®とは複数の機能特性を有するライニング技術及びその製品の統括名称です。お客様における「品質向上」「生産性向上」「安全性向上」等の複数の課題解決に貢献します。
下図のように高伝熱グラス9000HTⅡの表層が「9000グラス」のところを、HybridGL®では導電性グラス「ECOGL®Ⅱ」もしくは医薬用グラス「PPG®」を適用することで複数の機能を持たせています。
「世界初」のハイブリッドグラスライニングについて、をテクノロジーブランドロゴに制定し、今後ブランド戦略を展開していきます。
高伝熱グラス9000HTⅡでは、昇温・冷却工程の短縮を実現しています。
※グラスライニング本来の機能である耐食性以外の機能を有したグラス(機能性グラス)を製品化している日本、欧州のグラスライニングメーカーのホームページ情報に基づく神鋼環境ソリューション調べ。2021年12月時点 において異なる機能性グラス層からなるハイブリッドグラスライニング製品は神鋼環境ソリューションのみ。
グラスは鋼に比べて熱伝導性が悪く、グラスと鋼の複合材料であるグラスライニングも熱伝導性がよくない点が課題でした。
釉薬配合、グラス成分、複層構造等の当社独自技術に加えて、施工するグラスの溶解からライニングまで一貫した生産体制を備えている当社だからこそ、高伝熱グラス9000HTⅡが生まれ、さらにその高伝熱グラスにユーザーニーズの多い静電気障害を防止する導電性グラスECOGL®Ⅱや医薬用グラスPPG®を組み合わせたハイブリッドグラスライニング製品が生まれました。